
行政に対して、自分の審査に関する情報を知りたい・記録を見たいと思ったことはありませんか?
ただ、行政に「開示請求」しようと思うと、どんな制度があって、どんな違いがあるのか分かりにくいことも多いものです。
このページでは、保有個人情報開示請求と公文書開示請求という、行政に対して情報を求める2つの方法について、違いや利用できる場面を簡単に整理しています。
後日、私の体験談(手続き方法を含む)も公開予定なので、そちらにもつながる基礎知識として読んでいただければ嬉しいです。
目次
行政機関への開示請求には2種類ある
行政から情報を入手する方法には、
大きく分けて 「保有個人情報開示請求」 と 「公文書開示請求」 の2種類があります。
名前は似ていますが、対象や目的が少し違うので、これからとっても簡単にご説明します!
保有個人情報開示請求とは
- 行政機関が持つ、あなた自身に関する情報 を開示してもらう請求です。
- 例:行政の審査記録、手続き記録、個人の取り扱い履歴など
- 各自治体の「保有個人情報の開示等請求制度」で請求可能なケースがあります。
👉特徴・ポイント
- 請求できるのは 本人または法定代理人 に限られる
- 書面手続き・本人確認書類が必要なことが多い
- 行政側は、請求を受けてから開示・不開示の決定を行う必要がある
公文書開示請求とは
- 行政が保有する、文書そのものを開示してもらう請求です。
- 例:会議記録・制度運用文書・政策文書など
- 目的は、行政情報の公開を通じて、行政の透明性を確保し、行政の公正な運営と市民の権利擁護を図ることです。行政の透明性を高める仕組みとして、国や自治体で制度化されています。
👉特徴・ポイント
- 請求者は制限されず、誰でも請求できる
- 文書として存在しないものは開示してもらえない。
違いをまとめると…
スクロールできます
請求の種類 | 請求できる対象 | 請求できる人 | 根拠法 |
---|---|---|---|
保有個人情報開示請求 | 自分に関する情報 | 本人 | 個人情報保護条例 |
公文書開示請求 | 行政が保有する文書全般 | 誰でも | 情報公開条例 |
体験談と方法
この記事では制度の基礎だけをまとめました。
今後、私自身の体験をもとにした記事も公開予定です。
- 👉 [保有個人情報開示請求の方法と体験談(東京都:身体障害者手帳の審査に関わる情報)(準備中)]
- 👉 [公文書開示請求の方法と体験談(準備中)]
体験談では「実際にどう手続きをしたか」「どんな返答があったか」を紹介する予定なので、
気になる方はぜひチェックしてみてください。
最後に



いくつかの自治体のHPなどを参考に、簡潔にまとめたつもりですが、
もし誤りや古い内容に気づかれたら、教えて頂けますと幸いです。
現在開示請求中のため、その結果が届いたら体験談をあげたいと思います。
ご興味のある方は、そちらもチェックしていただけると嬉しいです。
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