身体障害者手帳の申請方法|【体験談から】5ステップで簡単解説

「身体障害者手帳を申請したいけど、
何から始めたら良いかわからない…」
そんな方のために、この記事では実際に寝たきり状態で手帳を申請した私の経験をもとに、申請の流れを5つのステップでまとめました。

皆さんの体力も限られているので、この記事ではできるだけ簡潔にお伝えします!

参考

「身体障害手帳って何?」
「どんなサービスが伝えるの?」
という方は、

後日公開予定の【身体障害者手帳とは?使える支援まとめ】の記事も参考にしてみてください!

(体調みながら順に書いていくので少しお待ちください_(._.)_)

目次

申請方法の流れ(5ステップ)

STEP
お住まいの身体障害者手帳交付窓口と連絡をとり、必要書類をもらう!

「○○(お住まいの都道府県、市区町村)、身体障害者手帳、申請」で検索すると、窓口が分かります。
東京都の場合は、窓口は市区町村の福祉事務所や身体障害者福祉担当課などです。

そして、医師に書いてもらう「診断書・意見書」や「交付申請書」をもらいましょう
HPからダウンロードできる、窓口に取りに行く、郵送してもらうなど、自治体によってもらえる方法が異なると思いますので、まずは電話で方法を聞いてみることをお勧めします!

私は、説明があるので窓口に取りに来るように言われましたが、「外出が難しい」ことを伝え、電話で説明を受けて、書類は郵送してもらえました!

STEP
診断書を記載してくれる指定医の候補を探す!

身体障害者手帳の「診断書・意見書」は、どの医師でも記載できるわけではなく、
身体障害者福祉法の第15条の指定医師と決まっています。
また、診断する障害(肢体不自由や呼吸器など)によっても、さらに記載できる医師が異なります。
そのため、まずは診断書を記載してくれる指定医を探すことから始める必要があります。

参考

「指定医の探し方(準備中)」の記事で、今後詳しく方法を紹介したいと思っています!

STEP
指定医に診断書の記載を依頼する!

ステップ2で指定医を見つけても、残念ながら、「コロナ後遺症」「ME/CFS」等類縁疾患については、医師の個人的判断で記載をしてもらえないケースも多くあります…

実際、以前Xで実施したアンケートでは、230人のうち64.3%の人が指定医を見つからない等で申請を諦めたと回答していました。

そのため、第15条指定医を見つけた後には、私たちの疾患について記載をしてもらえるように、医師に納得してもらう必要があります。そのためには、厚労省の書類や記載例を持参することが効果的だと思います。

また、障害者手帳の審査では、自分で症状やADLを伝えられる仕組みはなく、この「診断書・意見書」のみを材料に判断されます。そのため、きちんと症状が反映された「意見書・診断書」を記載してもらえるように、医師とコミュニケーションをとることも大切です。

参考

「診断書を依頼するときのポイント(準備中)」の記事で今後詳しく方法を紹介したいと思っています!

STEP
申請書を役所に提出する!

必要書類を揃え、窓口に提出します。
(書類については次の項で詳細書いてます!)
私の場合(東京都)は、郵送での申請はできず、必ず窓口に行く必要がありました。

STEP
結果が届く(交付or却下)!

申請の必要書類(例:東京都)

身体障害者手帳の申請は、必要書類が3つだけなので(東京都の場合)、
診断書さえ書いてもらえれば、他の制度と比べて申請自体の負荷は少ないと思います。

  • 指定医の作成した身体障害者手帳診断書・意見書
  • 写真(縦4cm × 横3cm)
  • 交付申請書(申請時にその場で記載する連絡先などの1枚紙でした。症状の記載欄などはありませんでした。)

自治体によって異なると思いますので、必ずお住いの自治体にご確認ください!

よくある質問と注意点

代理申請はできる?

東京都はできました!
私の場合、委任状と代理申請者の身分証、申請者(私)の身分証が必要でした。
こちらも窓口により対応が異なると思いますので、事前に電話で確認をお願いします。

審査はどのくらいかかる?

東京都のHPには、「通常1ヵ月程度。ただし、提出いただいた診断書・意見書の内容によっては、指定医に照会が必要となり日数がかかることがあります」と記載があります。
私の場合は、2回申請していて、一度目は2~3ヵ月かかり、二度目は半年弱かかりました…。

結果に納得ができない場合には?

結果が届いた翌日から3ヵ月以内に、審査請求(不服申し立て)を行うことができます。

参考

私は2回目の申請でこの審査請求をしました。
審査請求については、また別途記事で説明しますので、そちらをご参考頂けますと幸いです。

【注意点】
障害者手帳の交付は自治体ベースとなりますので(厚労省ではない)、自治体により必要事項や対応等異なることが多いと思います。全ての情報に関して、ご自身の自治体の窓口で必ず詳細をご確認ください。

【アドバイス】
最初に「無理」と言われても、こちらの状況を説明して丁寧にお願いすると、特別対応をしてくれることもあるかもしれません。
例えば、私は説明をきくために窓口に本人が行くことが必須と言われましたが、「窓口に行くと1週間以上は寝込む。その場では移動の負荷により、説明が頭に入らない」という症状を説明し、一度も窓口にいくことなく、郵送・電話・代理人で全て済ませてもらえました。

最後に(私が申請した時の事)

私は、通っていた病院(ME/CFS専門医)に、とても理解のある指定医がいたので、診断書の記載は問題なくクリアできました。

しかし、1回目の申請は上下肢総合2級で申請して、総合5級の交付。2回目の申請は、体幹障害2級で申請して、非該当(却下)でした。

東京都の認定の問題があり、とても悲しい気持ちになりました。
(この問題については色々記事にしていますので、ご興味ある方は読んでいただけたら幸いです)

他の自治体では、ほぼ診断書通りに通っているところもあります。

もしかすると、診断書通りではない認定になる可能性がある、ということを頭の片隅においておくと、思い通りではない結果になった時のショックを少し抑えられるかもしれません。

皆さんの身体障害者手帳の申請・交付がうまくいくように、お祈りしております!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

\情報が役にたったらシェアお願いします/
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

Comment

コメント一覧 (1件)

  • Xでフォローしております東京温度と申します。
    大変参考になりました。

    まずは区役所の当該部門への相談からですね。

    ご指摘されていたように、指定医とのコンタクトが一番のハードルのようですね。

    ありがとうございました。

コメントする

目次