【鍼灸を健康保険で受けるには(訪問含む)】体験談+必要な書類・申請の流れ

コロナ後遺症界隈でもよくお勧めにあがる鍼灸治療。
保険が適応される場合があることを知っていますか?
今回は、鍼灸を保険適応でうける方法を紹介します。
金銭的な事情で鍼灸を諦めている方などの役に立てますように。
(本記事は、2024年10月に記載しています)

目次

【条件・必要な書類】健康保険で鍼灸を受けるための同意書

鍼灸を保険適応でうけるためには、あらかじめ保険医から同意書の交付を受ける必要があります。
この同意書は「鍼灸 保険 同意書」で検索すると、簡単にダウンロードすることができます。
また、鍼灸院によっては鍼灸院でもらえる場合もあります。

以下のようなものになります。

鍼灸(訪問鍼灸含む)を保険適応でうけるための【方法・流れ・手順】

以下、この同意書の取得から施術、申請までの手順をまとめました!

STEP
保険適応の鍼灸院を見つける
同意書の書き方に注意点があるか確認する
保険適応の鍼灸院の探し方

私は「鍼灸 保険適応 ○○(地名)」で検索して探したり、
鍼灸院検索サイトで条件に”保険適応”をいれて探しました。

その後HPを見て、コロナ後遺症(自律神経系)に対応できそうか、雰囲気、保険適応の条件(手続きを治療院でやってくれるか)、口コミなどを見て、最終的には電話で対応の可否を確認しました。

私はさらに訪問でやってくれる鍼灸院を探したので、かなり候補が少なかったです。

\私はこんな検索サイトを使用しました

こだわりが強い鍼灸師さんだと、同意書の書き方にこだわりがある場合があるので、事前に同意書の内容について確認するほうが無難だと思います。

STEP
医師に同意書を記載してもらう

鍼灸院を見つけた後は、鍼灸の同意書を書いてくれる医師を探す必要があります。
(同意書の記載方法にこだわりがない治療院の場合には、医師探し→治療院探しでも大丈夫な場合もありそうです)
この同意書はオンラインでは記載が認められないらしく、
渋谷のヒラハタクリニックでも、鍼灸の同意書の場合には来院する必要があるそうです。
(私はヒラハタクリニックに来院して記載してもらいました)

もしも、なかなか記載してくれる医師が見つからない場合には、
平畑先生が鍼灸を勧めているホームページなどを印刷して近くの病院へ持参し、
「コロナ後遺症の第一人者の平畑先生も勧めている」とお願いすると、書いてもらいやすいかもしれません。

また、鍼灸師さんに「同意書を書いてくれる病院」を紹介頂くのも一つの方法ですね!

私の場合「病名」は、1.神経痛 になっていました。

注意点で、同じ月に、同じ疾患(この場合神経痛)で医療機関と鍼灸の併用は認められないため、医療機関で神経痛に関する薬やシップなどを処方された月は、鍼灸が保険適応されなくなります。そのため、医師・患者ともに注意が必要です。

もしも訪問鍼灸を希望する場合には、
「注意事項等」に
外出により症状悪化の恐れがあるため往診が必要」などの記載が望ましいです。

STEP
鍼灸師に同意書を渡し、施術をうける

同意書を鍼灸師に渡し、保険適応で鍼灸を受けることができます。

鍼灸師に渡す前に、念のためコビーをとっておくことをお勧めします!

STEP
【毎月】療養費支給申請書にサインするor作成・提出する

保険料(7割)を請求するために、療養費支給申請書というものがあります。

多くの場合は、鍼灸師さんが作成して下さり、患者はその内容を確認後にサインをするだけで、鍼灸師さんが保険団体に提出し代わりに保険料を受け取ってくれるケースが多いのではないかと思います。
(この場合、患者→鍼灸師の支払いは、保険適用後の料金(例:3割分)のみ)

一部の保険(国保は上記方法が可能なことが多いです)や鍼灸院では、
患者→鍼灸師に10割全てお支払いし、自分で療養費支給審査書を作成・保険団体に提出し、保険適応分の還付(例:7割分など)を受ける必要があるようです。
体調が悪い中で対応することは大変だと思いますので、
事前に鍼灸師さんに確認していくことを強く勧めます!

こちらも、提出前に念のためコピーをとっておくことをお勧めします!

STEP
6ヵ月毎に医師から同意書(再同意)をもらう

同意書は6ヵ月毎に更新が必要となります。
そのため、6ヵ月経った後も継続したい場合には、再度医師から同意書をもらう必要があります。

よくある質問(FAQ)

鍼灸の健康保険適応はどの疾患でもできる?
「その他:コロナ後遺症」では駄目なの?

厚労省の基準で定められた疾患(神経痛、五十肩など)に限ります。
その他として、コロナ後遺症でも通る可能性があるかもしれません。
しかし、本文に記載の通り、同じ月に同じ疾患で病院と鍼灸を受けることはできないので、コロナ後遺症で通院治療・内服中の方は、「コロナ後遺症」の疾患名では鍼灸は保険適応がされなくなってしまう可能性があります。

同一月には、病院か鍼灸のどちらかしか保険適応で受けられないということ?

『同一疾患の場合は』、同じ月には、病院の治療のみが保険適応されることになります。病院の治療の方が、鍼灸よりも優先して保険適応になります。
そのため、疾患名が異なれば、同一月に双方を受けることができます。

同意書はどんな病院で書いてもらえるの?

基本的には、かかりつけの内科や整形外科等どこの病院でも可能ですが、本文にも記載の通り、医師によっては書いてくれない場合もあるので、注意が必要です。

訪問鍼灸は誰でも受けられるの?

寝たきりや歩行が難しい方など、条件を満たせば、医師の同意書でうけられます!
私も上述の通り、医師に「外出により症状悪化の恐れがあるため往診が必要」と記載してもらったところ、何の問題もなく、訪問鍼灸を保険適応でうけることができました!

健康保険適応の場合、料金はどれ位かかる?

料金については、別途詳細な記事を書きましたので、こちらをご参照ください!

最後に

鍼灸院を見つけること、同意書を書いてくれる医師をみつけることが少し難しいかもしれませんが、保険適応では、かなり安価に鍼灸を受けることができるので、経済的には助かりますね。
希望される方は、うまく見つかりますように!

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