クラッシュ回避の遠征術|PS8で東京から大阪に通院した体験談

「大阪の後遺症外来に行きたいけれど、遠くて体調が持つか不安…」
そんな風に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

今日は私がPS8の状態で大阪まで遠征した方法を、
体験談としてまとめます。
同じように迷っている方の判断材料になれば嬉しいです☺️

目次

大阪に行くか、行けるか悩んだ日々

大阪の外来で良くなったという声をSNSでよく見かけます。
でも「本当に自分にも効果があるのか」「行ったはいいけどクラッシュしたら…」と不安で、
私も1年以上迷っていました

当時の体調(ざっくり)

私の遠征時の主な症状は、以下の通りでした👇

  • 起立不耐・労作不耐が強い
    (立位は数分、上体45度で足を上げた状態も15分で限界)
  • PEMしやすい
    (都内の通院でも1週間ほど寝込む)
  • 脳疲労・頭のオーバーヒート感
    (スマホ・PCで悪化)
  • そのほか、倦怠感・頭痛・光音過敏など軽度

つまり「体を起こす時間がかなり限られ、とてもPEMしやすい状態」でした。

私の遠征方法(車)

私は完全に横になれる車をレンタルし、家族に運転をお願いしました。
片道2日ずつ、合計5日間かけて遠征しました。

  • 車内はフルフラットにして、完全に横になって移動
  • アイマスク+掛け物で、情報や日光を遮断
  • 移動は酔い止めでほぼ睡眠状態で過ごす
  • 休憩は小さいPA(トイレまでの移動距離が短いから)で車椅子利用、観光やSA寄り道は一切なし
助手席がフルフラットになる車で横になって移動

もしかすると、この状態で公道や高速は走ることは禁止されているかもしれません…
私は注意されたら説明ができるように、診断書のコピーや障害者手帳を一応持ち歩いています。
今まで注意されたことはありませんが、実施される場合、自己責任でお願いいたします。

実際の旅程

1日目:東京 → 浜松(ホテル泊) 

2日目:浜松 → 大阪(ホテル泊)

3日目:診察のみ(ホテルで完全休養)

4日目:大阪 → 浜松(ホテル泊)

5日目:浜松 → 東京

この旅程だと、移動は毎日3時間強でした

🏨 宿泊先の工夫(ホテル)

  • 浜松(浜名湖):高速IC近くで移動時間を最短化
  • 大阪:「病院へのアクセス」と「部屋で快適に過ごせること」を最優先

体調への影響

  • 1日目の夜は強い倦怠感と痛みが出て不安に
    →オンライン診察の鍼灸・漢方で調整して2日目は持ち直しました
  • 3日目の受診は疲れましたが、ホテルで前後泊して対処
  • 4,5日目(帰り道)は、診察で処方された「クラッシュを防ぐ薬」の効果もあり、大クラッシュは回避
  • 10日弱で通院前の体調に戻れました!!

注意したこと

  • 出発の1か月前から外出はゼロ、体力温存に徹底
  • 10日前までに予約・持ち物リスト・提出資料をすべて準備
  • 出発1週間前は「何もせず」余力づくり
  • 遠征中は「ホテル・病院・車だけ」。
    一切の観光・買い物なし
  • 車もホテルも病院内も横になって無理しない
  • 食事はすべて家族が調達、私はベッドから動かず

まとめ

PS8でも、以下の条件がそろえば遠征が可能なケースも十分あると感じました。

  • 🚗 ホテルや車に費用をかけても「クラッシュ回避を最優先」にできる
  • 👨‍👩‍👧 理解して支えてくれる同行者がいる
  • 📝 計画的に準備ができる
  • 💪「楽しみは封印」してでもクラッシュ回避に徹底できる

最後に

後遺症の症状は人によって本当に違います。
今回の私の体験談はあくまで「一例」として参考にしていただけたらと思います。
ただ、PS8でも、お金・協力者・徹底した準備があれば遠征は不可能ではないかもということはお伝えしたいです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
遠征の不安を抱えながらも情報を探している時点で、
もう十分すごいことだと思います。

遠征は大きな挑戦ですが、工夫や準備次第で可能性は広がります。
どうか焦らず、あなたに合ったペースで進んでいけますように。

そして、同じように工夫しながら頑張っている仲間が、
きっとどこかにいます。
あなたも決して一人ではありません。

\大阪の後遺症外来の初診の体験談はこちらから/

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きい
看護師&保健師・公衆衛生修士
●2021年夏 デルタ株(+)
●勤務経験:総合病院、行政機関etc
●このblogでは、
私の4年以上LongCovid奮闘記と、
その中から皆さんのお役にも立てそうなトピックをお伝えしています。

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