
皆さんはサインバルタ(デュロキセチン)を
内服したことはありますか?
コロナ後遺症の方の中には、
この薬を選択肢として使われる方もいらっしゃると思います。
私自身もサインバルタを試し、
効果・副作用・減薬との戦い・離脱症状を体験しました。
この体験談では、
サインバルタを検討している方や、増薬・減薬を悩んでいる方に向けて、
「どのような経過がありうるか」をイメージしやすくなるように、
なるべくリアルな記録をもとに私の経験を共有します。
お薬には個人差が大きい事は忘れずに読んで頂けますと幸いです。
なるべく早く多くの情報を皆さんにお届けしたいと思っています。
そのため、この記事は、Xのメモポストを貼り付けて、少し省エネさせて頂きます。
記事を読む前に(注意点とお願い)
お薬の効果・副作用等には大きな個人差があります。
まずは、こちらの注意点とお願いを読んでいただきますようお願いいたします。


サインバルタ(デュロキセチン)とは
デュロキセチン(Duloxetine)は、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)と呼ばれる抗うつ薬の一つです。日本では2010年からサインバルタの商品名で知られています。
日本では、鬱病・鬱状態への処方に加え、
線維筋痛症に伴う疼痛、
糖尿病性神経障害・慢性腰痛症・変形性関節症に伴う疼痛に適応とされ処方されています。
私が処方された理由・目的



私は科学的な根拠や、病態生理までは理解できていないので、
当時医師から説明されたメモをそのまま共有します。
私の理解不足で間違っている点もあるかもしれずすみません。
- ランドセンと一緒に内服することで、ミクログリアの活性化を落ち着かせる。
- ランドセンで脳の扁桃体の神経細胞を落ち着かせ(火事の火消し)、サインバルタで脳の扁桃体の機能を正常化させ守る(火事後に家を建て直す)。



私は、科学的根拠はわからないものの、実際にサインバルタで体調が良くなっている方を複数知っていたため、試してみることにしました!
私のコロナ後遺症への効果と副作用
私の場合は、20mgで、特に脳の症状に効果を感じましたが、
30mgでは副作用しか感じませんでした。
多ければ効くわけではなく、その人に一番効く量があると思うため、
その量を見つけることも大事かなと思いました。
そして、その量は人によって異なるので自分の身体との対話が大切だと思います。
私はもともと起立不耐が重いため、
サインバルタの効果よりも、副作用の起立性低血圧の影響の方が大きいと判断して、
内服はやめることにしました。



当時は減薬・断薬で良かったか悩みましたが、
今はあのタイミングで減薬を始めて良かったと思っています!
減薬にかかった期間と離脱症状



私は3週間ごと少しずつ減らしてみました。
(医師の指示よりもかなりゆっくりと)
減薬にかかった期間は、11週間でした。
それでも離脱症状(頭痛・シャンビリ感)が強く、
こんなに離脱が大変なのだと驚きました。
私の場合は、ステロイドの減薬・断薬より、サインバルタの方が遥かに大変に感じました。
同時に、「私の場合は」鬱症状もあまりないため、
離脱に苦しむ薬は、もうあまり飲みたくないと思いました。



上のスクショ元、リンク先はこちらです!
断薬後のぶり返しと、ぶり返しへの対応
私は断薬後に、脳疲労とブレインフォグが1/3程度ぶり返してしまいました。
下のXポストに記載の通り、医師からは他のSSRI等を勧められましたが、私は気が乗らず飲みませんでした。
代わりに、いくつかの抗アレルギー薬を処方してもらい、ペーシングで対応ができました。
最後に



いかがだったでしょうか。
最後まで読んで下さりありがとうございます。
サインバルタに限らず、薬の内服・減薬・離脱症状に悩む方にとって、
少しでも参考になれば嬉しいです。
でも、「薬の反応は人それぞれ」という事は忘れないでくださいね!
もしも今、内服や減薬、薬の効果のなさに悩んでいる方。
まだ原因も治療法も未知な病気なので、
どの選択をしても、正解も間違いもないと思います。
また、医師のいう事も100%と正しいとは限りません。
すでに、とても大変な状態で毎日を頑張っていらっしゃいます。
ご自身の感覚や気持ちを大切に、
ご自分の体と心を責めず、
いたわりながら進めてくださいね。
読んで下さったあなたも私も、少しでも、
自分に合った選択を早く見つけられますように。
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