コロナ後遺症外来(大阪)の治療経過|初めての減薬からの再度増薬へ|【第二弾】8~10ヵ月目

こんにちは!
今日はよくDMでもご質問を頂く私の大阪のコロナ後遺症外来の治療の経過の第二弾をまとめました!

前回の第一弾は、とても多くの方に読んでいただきました。
ありがとうございます!!

第二弾の今日は、
初めてのランドセン減薬期間のお話しと、
そこからなぜもう一度増薬することになったのか、のお話になります。

あくまで私の経験ですが、どなたかのお役に立てたら幸いです。

目次

説明📝

  • 私が大阪のコロナ後遺症外来に通い始めてからの体調変化の記録です!
  • 今日は前回の第1弾(1~7ヵ月目)に続き、
    第2弾として、8ヵ月目~10ヵ月目の体調の変化と薬の調整をご紹介します。

 

  • 私の場合は、脳の症状は少し改善しましたが、身体には顕著な効果はありませんでした
    あまり良くならなかった事例として、読んでいただけたらと思います。
  • でも、通って良かった!とは心から思っています。

  • まだ読んでいただけていない方は、事前に以下の【注意点とお願い】をご一読頂きますようお願いいたします。
\まずはこちらの注意点をお読みください/

治療前の症状(ざっくりと)

私の治療開始前の主な症状は、以下の通りでした👇

  • 起立不耐・労作不耐が強い
    (立位は数分、上体45度で足を上げた状態も15分で限界)
  • PEMしやすい
    (都内の通院でも1週間ほど寝込む)
  • 脳疲労・頭のオーバーヒート感
    (スマホ・PCで悪化)
  • そのほか、倦怠感・頭痛・光音過敏など軽度

そのため、「PEMしやすさの軽減」「起立不耐の軽減」「脳疲労の改善」「ADLの拡大」を期待して、
大阪の後遺症外来の治療を受けることにしました。

7ヵ月目時点のまとめ

当時の記録から、良くなった症状・あまり変わらなかった症状は、以下の通りでした!

【良くなった症状】
※MAXが10、症状なしを0とします。

〇脳疲労 5→2
〇光音過敏 4→1.5
〇PEMしやすさ 8→3

【あまり変わらなかった症状】

●起立不耐(椅子にすわれないまま)
●労作不耐(外は歩けないまま)
●ADL(Activity of Daily Life:日常生活動作)
(家事もほとんどできないまま)

そして、先生から「きいさんの起立不耐には、これ以上増薬しても効果はないと思う」と言われ、ここが治療の頭打ちだと思い、減薬をはじめました。

減薬開始!順調な減薬!(7~9カ月)

治療をやり切った思いがあったので、治療への未練や後悔などはなく、
効かないならば早く薬を辞めたいと思っていました。
そこで、ランドセンの減薬1回目を開始しました!

(色々とあり、この後減薬①→増薬②→減薬②→増薬③→減薬③と繰り返し、今は3回目の減薬中です_(._.)_)

私は、7ヵ月目の時点で
ランドセン0.5mgを1.5錠/日を一か月半
のんでいました。

私は、薬過敏まではいきませんが、比較的お薬の作用や副作用が少量から出やすいタイプです。
1人1人、薬の代謝能や吸収力・他の薬との飲み合わせ・体質・体調により、最適な薬の量は異なります。

そのため、私の薬の量とあなたの薬の量を比べて、不安になる必要はありません!!

量を公開するかは悩みましたが、私の減薬スピードなどのイメージがつきやすいと思い、公開しました。

私はもともと、1.25錠→1.5錠に増量した際にも、効果は感じていませんでした。

そういった影響もあるのか、3ヵ月程かけて、
1.5錠→1.25錠→1.0錠と減薬しても、
減薬中は身体の変化は感じていませんでした。

そのため、自分では減薬が順調だと思っていました。

負荷続きで体調悪化…、一旦増薬(10ヵ月目)

しかし、減薬期間中に体に負荷がかかることが続きました。

  • 風邪…
  • rTMS開始で頻回の通院…
  • 号泣する出来事…
  • そして毎日泣き続け、自暴自棄な生活…
    (この出来事については、いつか記事にします!)

結果、体調が悪化しました。当たり前ですね。
そして、先生に報告したところ、一旦ランドセンを増薬することになりました。

この時のランドセン増薬は、
正直とても悩みました。

♦「これ以上私の起立不耐には効かない」と言われているのに、
増やして意味があるのか。今度は効くのか。
♦せっかく減薬が順調だったのに、またやり直すのか。
♦服用期間が延びることで、減薬が難しくなったらどうしよう。

しかし、ランドセン減薬前よりも体調が悪いのは事実だったため、
変化がなければまたすぐ減薬しようと思い、
増薬を決めました。

実はランドセンが効いていた??

有難いことに、ランドセンを増薬後は体調が上向きになりました!

減薬中は問題がない・影響がないと認識していましたが、
実は体は悪化するギリギリのところだったのかもしれません。

振り返って考えると、減薬をしたことで、
内服前のようにPEMしやすい状態に戻っていたように思います。

【学び】減薬中は慎重に!

減薬中のイメージを、
コップのお水に例えてみます!
(わかりにくかったらすみません…)

減薬前は、薬の影響でコップの水が6~7割に抑えられていたイメージです。
そのため、多少無理をしてお水が増えても、コップがあふれること(PEM)はありませんでした。

しかし、減薬をはじめて薬の効果が弱まり、コップがほぼ満タンになりました。
でも私はそれに気が付かず、6~7割しか入っていない感覚のまま動いていました。
結果、少しの無理でコップが満タンになり、すぐにあふれてPEMしやすくなっていた気がします。

そして無理が続いたところで、コップが耐えられなくなり崩壊した…
そんな印象です。

減薬中は、大丈夫だと錯覚しても、
自分が思っているよりも負荷を減らし、
余裕をもたせておくことが大切だと学びました

再び増薬期間へ(10ヵ月目~)

こうした流れで、私は再び増薬をしました。

「効果が分からなければ、またすぐに減薬しよう」
そう思って増薬しましたが、
意外と効果を感じることになりました。

結果、ここから予想外に再び長めの増薬期間に入ることになりました。
長くなってしまったので、
このお話はまた第三弾で

最後に

最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
私の初めての減薬と、その失敗から学んだことを共有させて頂きました。

依存性のあるお薬は、
どこまで増薬するか、
いつ減薬をするか、
どのペースで減薬をするか、
体調が悪くなった時に再度増薬するか…

本当に悩むタイミングが多いなと思います。

できれば、たくさんの事例をご存知の先生から色々な可能性を伺い、
その中から自分の望む選択肢を選べると良いのかなと思います。

でも、どの選択肢を選んでも、
例え一時的に悪化してしまっても、
「その選択が間違っていた」「あなたのせい」ではない
と思います。

正解がない・わからない治療の道だと思います。

トライ&エラーで、もしも悪化してしまっても、
なるべく早く気づき、方向転換をして、
次回に活かしていくことが大切だと思います。

悩み、こうして情報を集めていること、
それだけで既に、あなたはとっても頑張っています!

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きい
看護師&保健師・公衆衛生修士
●2021年夏 デルタ株(+)
●勤務経験:総合病院、行政機関etc
●このblogでは、
私の4年以上LongCovid奮闘記と、
その中から皆さんのお役にも立てそうなトピックをお伝えしています。

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